New Stations As New Arts 世界の駅シリーズ
(「美の巨人たち」テレビ東京放映番組<2015年2〜3月> 番組からの主な解説より引用)
写真上:
「クアラルンプール駅」(東南アジアNo1の駅舎 アーサー・ベニスン・ヒューバック 1911年作)
東洋と西洋のフォルムの融合 民族・宗教・文化の融合を目指し、実現に結びつけた
「民族を超えた融合の造形美」
インドの世界遺産「タージ・マハル」の造形美を意識したとも伝えられる。クアラルンプールとは、「泥が合流する地点」のことを意味する。
写真真中:左 「東京駅 丸の内駅舎」(辰野金吾 1914年作)2007~2012年にかけて行われていた、保存・修復工事が完了した姿。
建物全体で、鉄骨3,100t レンガ830万枚 が使われた「鉄骨レンガ造り」の堅固な建物である。
建物の壁面を駆使してのアートな「プロジェクション・マッピング」による和的演出など、首都東京のひとつのシンボル・象徴として、東京オリンピック・ピラリンピック2020を迎えるなど、ますます発信力を高めていける、ポテンシャルを秘めた建物である。
写真真中:右
「アントワープ中央駅」(ルイ・デラサンセリ設計 1905年作)「世界で最も美しい駅舎」とされている。
写真下:
「日光駅」(明石虎雄 設計 1912年作)
別名「白き貴婦人」白亜の駅舎 忘れられた設計者。20歳前後で、早くも「日光駅」の設計を任される。一説では、日光東照宮の陽明門を、洋風にアレンジしたのでは・・ともいわれている。
なぜ、この駅舎が「洋風建築物」として建てられたのか。謎の多いかつ美しい建築物である。
(番組を視聴しての私の感想綴り)
この2015年3月に開通した、北陸新幹線の発着駅「金沢駅」も、世界の注目が集まっているようだ。(この感想記載時 2015.3)
多くの乗降客が、集まっては散り、決して留まることのない建物が「駅舎」である。これまでは、とかく機能面のみに焦点が置かれてきた感のする「駅舎」である。。
そろそろ感性を発信するアートとしての「駅舎」が、そこここに誕生し始める時代に入ってきたと言っていいのでは。
美を、質を、居心地を、旅の安らぎを、そして旅客の心を癒す21世紀の「駅 Station As Art」が、求められてはいないか・・・
写真: 「美の巨人たち」テレビ東京放映番組<2015. >より転載、同視聴者センターより許諾済。
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