中世の鎧をまとったイギリスのシンボル「タワーブリッジ」(ホレス・ジョーンズ作 1894年)

(「美の巨人たち」テレビ東京放映番組<2014.12.7>解説コメントより引用)
 イギリスといえば、ビックベンの時計塔、国会議事堂、大英博物館、ビートルズなどをあげてしまうのであるが。
 このタワーブリッジ、1894年の完成で、テムズ川の最も下流にかかる橋。中世の城のような壁の装飾は、周囲と調和した美しい景観に配慮して企画・構想されたという。
(番組を視聴しての私の感想綴り)
イギリス・ロンドンの象徴であり、シンボルと聞いて考えた。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、あと5年(2015年初頭に記載)。あっという間にやってくるに違いない。
 それでは、世界にアピールできる東京のシンボルには、何があるのか・・・東京スカイツリー(シンボルにしては、最近できたばかり)、東京タワー(もう古いか)、レインボーブリッジ、皇居の二重橋、東京ドーム、両国国技館、リニューアルしたJR東京駅舎、浅草の雷門などなど思い浮かべても(なにか違うな)、
 う~ん。やはり新しいシンボルがほしいところ。
 荒川や隅田川にかかる橋にも、個性的な景観を醸し出す橋も多いが、新しさというか、モダンな感性に訴える部分が足りないかと。重厚長大の時代はとっくに終わりを告げ、時代はソフトパワーで世界にアピールする時代に入ったとも思う。といって、アニソン、アニメ、コスプレでCOOL JAPANと言われても・・・何かが足りないような。 

 22〜23世紀に向けて、「新しいTOKYO」のシンボルを構想し、あと5年のうちに建築・完成に間に合わせることは可能だろうか。
 東京のアイデンティティ、世界の中のTOKYO、NEWJAPAN、22〜23世紀に向けて、世界に誇れるニューモデルになりうるようなシンボルがほしいと思うのだが・・
写真: イギリスのシンボル「タワーブリッジ 1894年」(「美の巨人たち」テレビ東京放映番組より転載。同視聴者センターより許諾済)

美的なるものを求めて Pursuit For Eternal Beauty

本ブログは、「美の巨人たち」(テレビ東京 毎週土曜 22:00〜22:30) 放映番組で取り上げられた作品から、視聴後に私の感想コメントを綴り、ここに掲載しているものです。 (2020年4月放映より、番組タイトル名は「新・美の巨人たち」に変更)   ブログ管理者 京都芸術大学 芸術教養学科 2018年卒 学芸員課程 2020年修了 瀬田 敏幸 (せた としゆき)

0コメント

  • 1000 / 1000