(「新・美の巨人たち」テレビ東京番組<2022.4.30放映> 主な解説より引用)
「宗教画」を描けることは、当時の画家たちにとって名誉とされた。カラヴァッジョの代表作であり、それまでの絵画とは全く違った描き方を試み、後年「絵画の革命」とも評されたこの作品は、サン・ルイージ・ディ・フランチェージ聖堂内にある、コンタレッリ礼拝堂の壁画として描かれた。
コントラストで明暗を表現し、劇的でドラマティックな画面を構成したカラヴァッジョは、ルーベンス、ベラスケス、レンブラント、フェルメールと後世の巨匠たちに多大な影響を与えた。
それまでのローマのルネッサンス美術とは、全く違うタイプの「宗教画」であり、いわば風俗画のように、宗教画を描いた。
その一面、衝撃的ではあるが、カラヴァッジョは絵の筆を剣に持ち替え、闇夜の街中に繰り出しては、数々の犯罪を犯すことを繰り返す。
「番組を視聴しての私の感想綴り」
個々の作品(一部)について
「聖マタイの召命」(1600年)
「音楽家たち」
「法悦のマグダラのマリア」
美的なるものを求めて Pursuit For Eternal Beauty
本ブログは、「美の巨人たち」(テレビ東京 毎週土曜 22:00〜22:30) 放映番組で取り上げられた作品から、視聴後に私の感想コメントを綴り、ここに掲載しているものです。 (2020年4月放映より、番組タイトル名は「新・美の巨人たち」に変更) ブログ管理者 京都芸術大学 芸術教養学科 2018年卒 学芸員課程 2020年修了 瀬田 敏幸 (せた としゆき)
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